この記事で解決できるお悩み
- 自分で育てた野菜を食べてみたいけど、なんだか難しそう・・・
- 家庭菜園に興味あるけど、何から準備したらいいか全然わからない
- 家庭菜園ってどうやって始めたらいいの?
はじめまして。畑やプランターで家庭菜園を楽しんでいるイケダです。
このページでは「家庭菜園の始め方」を何処よりもわかりやすく解説します。
私の経験も交えながら解説しているので、初心者の方でも簡単に始めれる内容になっていると思います。
すぐに本題に入りたい方は下記ボタンから、気になる項目をクリック(タップ)してください。
「からむで作成」
私も最初は右も左もわからず野菜を枯らしたり、失敗をたくさん経験しました。

安心してください。家庭菜園は、ちょっとしたコツと手順さえ押さえれば初心者でも簡単に楽しく始めることができます!
この記事を読んでいただければ、家庭菜園を始める前の不安が解消され、「私にもできそう!」と自信を持って家庭菜園を始めれるようになりますよ!
家庭菜園を始める前に知っておきたい「メリット5選」


家庭菜園にはたくさんの魅力があり、私自身「家庭菜園サイコー!!」と常に感じています。
「もう知ってるよ!」という方は、この項目は読み飛ばしてください。
メリット1:採れたての新鮮な味は格別
なんといっても、家庭菜園で育てた野菜・果物の味は最高です!
スーパーで買う野菜とは違い、家庭菜園で収穫した野菜は採れたて新鮮な状態で食べることができるからです。



採れたての野菜はみずみずしくて、味わいが濃厚です!
自分で育てた野菜・果物には愛着が湧くので食べるのが楽しくなるのも大きなポイント。
下の料理は、畑で収穫したカブで作った浅漬けです。


自分で育てて収穫した野菜の味は格別で、最高に美味しかったです!
メリット2:食費の節約につながる
家庭菜園は上手に作れば実は食費も節約できるんです。
特に夏野菜の代表格「ナス」は、イケダ家では毎年1株から100個ほど収穫できています。


下の画像はナスの苗ですが約80円で購入しました。


私の近所ではナスを3本200円ほどで売っているので、80円の苗から約6,600円分のナスを収穫できた計算になります。
家庭菜園は安くたくさん作れるので、節約したい方にもオススメです!
メリット3:自然と触れ合うことで癒される
家庭菜園を通じて自然と触れ合うことで、心身ともに癒やされる効果があると思っています。
植物の成長を見守ったり、お世話する時間は心を落ち着かせてくれるからです。
これは園芸療法としても知られており、実際に土に触れることでセロトニンという幸せホルモンの分泌が促されるとも言われています。
人は自然や動植物を好み、自然や植物とのかかわりの中でストレスが軽減すると考えられています。この考えはWilson(ハーバード大学教授)やKellert(イエール大学教授)によってバイオフィリア仮説として提唱されました。彼らが編者となってまとめたバイオフィリア仮説論文集(1993年)にはUlrich(テキサスA&M工科大学教授)をはじめとする著名な研究者による、裏付けとなる研究成果が紹介されています。
日本園芸療法学会より引用



自然に囲まれている登山やキャンプもストレス発散になりますよね。
家庭菜園で自然に囲まれるのも最高の癒しだと感じています!
ストレスが多い社会なので、観葉植物などが流行っているのも「少しでも自然と触れ合い癒されたい」という気持ちがあるからだと思います。
メリット4:子供と一緒に収穫を体験できる
正直家庭菜園をやっていると子供がめちゃくちゃ喜びます!
子供達も種まき、苗の植え付けなどに興味津々で、大きな野菜を収穫した時には一緒に盛り上がっています。
「子供たちとの画像」
子供達の大好きな野菜・果物を作り一緒に収穫を体験見てください。子供達もとても喜んでくれますよ!
イケダ家では
うちの子供達はブルーベリーが大好きなので、自宅の庭でブルーベリーの木を育てています。
「ブルーベリーの木 画像」
子供の好きなものを一緒に育てて、収穫して食べることでとても良好な関係を子供達と作れています。
お野菜、果物何でも良いのですが、作って子供が喜ぶものが一番おすすめです!
メリット5:市販されていない野菜を作れる
市販されていない野菜を作れるのは家庭菜園の醍醐味です!
基本的にスーパーには代表的で人気な野菜しか売られていません。
珍しい品種は以下の理由でスーパーには出回りません。
- そもそも生産が少ない
- 日持ちがしない
- 柔らかく輸送すると痛む(特に果物)
売られていない野菜も家庭菜園で作れば簡単に手に入れることができるんです。
- 緑ナス
- 白ナス
- サラダカボチャ
- エンサイ
- 生のブラックベリー
- 生のラズベリー
- 色々な味のブルーベリー
- 色々な味のいちじく
これらのものも家庭菜園で美味しく作ることができます。
家庭菜園にもデメリットはあるので詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。


家庭菜園を始めるための4ステップ


では早速、家庭菜園を始める準備をしていきましょう。
まずは以下の4STEPから取り組んでみましょう。
STEP1:家庭菜園を行う場所を確保する
家庭菜園で野菜を立派に育てるにば場所選びが重要です。
野菜を健康的に大きく育てるためには以下の3つが特に重要。
- 日当たりの良さ(1日4時間以上直射日光が当たる)
- 風通しの良さ(病害虫の予防)
- 水場が近くにあること(水やりが楽になります)
特に夏野菜は日光が大好きなので、日当たりが悪い場所では生育が悪くなります。


上記画像は自宅の裏(北側)ですが、早朝の2時間ほどしか日光が当たりません。
このような場所では日光が好きな植物は育ちにくいので注意が必要です。
STEP2:プランターと土を購入する(畑の場合は省略OK)
家庭菜園を行う場所を確保したら次はプランターと土を購入しましょう。
ホームセンターに行くとプランター、土がたくさん売っているのでどれを買えばいいか迷ってしまいますが、初心者は次のものを購入すればOKです。
排水性が良いプラスチック製プランター
ホームセンターに行けばいろいろな種類のプランターがありますが、初心者の方はプラスチック製の長方形プランターを購入しましょう。
プラスチック製の長方形プランターが軽くてい一番使いやすいからです。
プランターは置く場所を考えて、各ご家庭で適切なサイズを選んでください。ベランダなどで栽培する場合、大きすぎると取り回しが悪くなるのでご注意ください!
丸型のプランターもありますが、少ない野菜しか植えれないので初心者には長方形タイプをオススメします。
ホームセンターに売っている培養土
初心者の方はホームセンターに売っている培養土を購入してください。
土にはたくさんの種類があり、初心者の方には扱いきれないからです。
- 赤玉土
- 鹿沼土
- 黒土
- 腐葉土
- バーク堆肥
- ピートモス
各企業が植物を育てるために最適な割合で配合した土のことを「培養土」といいます。
自分で土を配合することも家庭菜園の醍醐味ですが、最初は難しいので積極的に培養土を活用していきましょう。
「下のこと画像を入れる」
STEP3:タネか苗を購入する
プランターと培養土の用意ができたら育てたい野菜の種か苗を購入しましょう。
- 野菜の種:ホームセンター、スーパー、ダイソーなどで購入可能
- 野菜の苗:ホームセンターで購入可能
種から栽培する場合はダイソーでの購入がおすすめです。2袋100円で購入できます。
「ダイソー タネの写真」
プランターで育てる場合ホームセンター、スーパーに売っている種は量が多く100%余ります!
ダイソーであれば複数品種を少量づつ購入できるので、プランターの家庭菜園にはちょうど良いです!
SREP4:必要に合わせて肥料、資材を購入する
最後に必要な肥料、資材を購入しましょう。
野菜を大きく健康に育てるためには肥料と園芸資材が必要です。
肥料の種類
植物には「窒素」「リン酸」「カリ」という3大栄養素があり、3大栄養素が含まれているものを肥料といいます。


一言に肥料といっても数多くの種類があります。
- 化成肥料
- 液体肥料
- 鶏糞
- 油粕
- 骨粉 など
私一番のオススメ肥料は鶏糞です。なぜなら15KG100円前後とコスパ最高だから!
その分デメリットもあるので、他の肥料の詳細、使い方を詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
「肥料内部リンク」
園芸用品の種類
園芸用品とは家庭菜園で使用する道具のことです。
園芸用品もたくさんあり、最低限以下の道具は用意しておきましょう。
- ジョウロ
- スコップ
- 園芸用ハサミ
- 支柱
- 家庭園芸用農薬
これらの園芸用品があれば、家庭菜園を始めることができますよ。最初は高価なものは揃える必要ありません。



100円ショップでも売っているので手軽に始めたい方はダイソーなどで購入がオススメです。
「家庭菜園を始めるために準備するもの」をもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。


家庭菜園を始めた後の管理方法
家庭菜園は種・苗を植えた後も管理が必ず必要です。
管理を怠ると水不足で枯れたり、虫に食べられてしまうからです。
水不足、虫に食べられることを防ぐためにも管理方法を知っておきましょう。
「畑の場合 内部リンク」
「プランターの場合 内部リンク」
水やりの仕方
家庭菜園の水やりのタイミングは「土の上部が乾いたらたっぷりと与える」のが基本で、指で土を触ってみて乾いているのを確認してから水やりをしてください。
具体的には以下の通りです。
「ここに水やりの解説画像」
注意点として、水のやり過ぎると根が呼吸できずに根腐れが起こります。毎日水をあげて常に土が湿っている状態は絶対に避けてください。
虫対策
家庭菜園では虫対策が必須です。
虫対策を適当にすると育てた野菜たちが虫にめちゃくちゃ食べられます!
「虫に食べられた野菜の画像」
虫に食べられるとが野菜が成長しなくなるし、虫に食べられた野菜はちょっと気持ち悪いですよね。
特にキャベツ、小松菜などアブラナ科の野菜はアオムシの大好物なので、必ず虫対策を行いましょう!
虫対策の仕方はこちらで詳しく解説しています。
「虫対策関連記事」
虫に食べられやすい野菜と虫に食べられにくい野菜はこちらで詳しく解説しています。
「虫に食べられやすい野菜と食べられにくい野菜」
支柱立て
背が高くなる野菜は支柱を立てて支えることが必須です。
「支柱で野菜を支えている画像を入れる」
支柱を使う理由としては以下の通りで、
- 背が高くなる植物が倒れないように支える
- 強風が吹いた時に幹が折れてしまうことを防ぐ
- 支柱に沿って「上」に育てることで省スペースで育成できる
などなど家庭菜園でも支柱立ては必須です。
支柱の立て方、家庭菜園にオススメの支柱はこちらで詳しく解説しています。
「支柱の立て方 内部リンク」
家庭菜園では管理が簡単で美味しい野菜を育てるのがオススメ
家庭菜園では「管理が簡単で美味しい野菜」から挑戦するのが一番オススメです!
なぜなら、初心者の方でも失敗が少なく育てる楽しさと、収穫の喜びを時間しやすいからです。
最初から管理が難しい野菜を選んでしまうと
- 水やりに失敗して枯れてしまう
- 肥料のあげ方を間違えて収穫が少なくなる
- 虫対策に失敗して野菜が虫に食べられる
なんてことになってしまいます。
家庭菜園初心者でも育てやすい管理が簡単な野菜は次の通りです。
- ミニトマト
- レタス
- カブ
- 小ネギ
- ニラ
これらの野菜は管理が簡単でとても美味しいのでぜひ育ててみてください。
「育てやすい野菜 内部リンク」
家庭菜園を始めた後に起こるよくある失敗と対策
「家庭菜園を頑張っているのにうまくいかない・・・」
そんな方のために、実際に私も経験したよくある失敗を解説していきます。
よくある失敗1:水のやりすぎ、不足
よくある失敗1つ目は「水のやりすぎと水不足」です
お世話のしすぎで毎日たっぷり水をあげていたら根が呼吸できずに根腐れが起こります。逆に長期間水やりを忘れてしまうと水が足りなくなって枯らしてしまいます。
水のやりすぎ、不足の対策
基本的には「土の表面が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷり」と水をあげましょう。指で土を少し掘ってみて、中の湿り具合を確認する習慣をつけてください。
「ここに画像」
特に夏場は乾燥しやすく、冬場は乾きにくいなど、季節や天候によって頻度は調整が必要です。プランター栽培の場合は、受け皿に水が溜まりっぱなしにならないように注意しましょう。
よくある失敗2:日照不足
よくある失敗2つ目は「日照不足」です。
日当たりが良い方がいいだろうと、真夏に西日のガンガン当たる場所に置いたら葉焼けを起こすことがあります。
逆に、ずっと日陰に置いていると成長が遅れ「もやし」みたいにひょろひょろになることがあります。
日照不足の対策
育てたい植物が、どのくらいの日照時間を好むのか(日なた好き、半日陰好き、日陰に強いなど)を事前に調べましょう。
多くの野菜は十分な日光を必要としますが、強すぎる光や暑さが苦手なものもあります。特に夏場は、遮光ネットを利用したり、午前中だけ日が当たる場所に移動したりする工夫も有効です。
また、風通しが悪いと病害虫の原因になるため、密集させすぎない、壁際にぴったりつけすぎないなどの配慮も大切です。
よくある失敗3:肥料の与えすぎ、不足
よくある失敗3つ目が「肥料の与えすぎ、不足」です。
肥料は野菜にとってのご飯です。「早く大きくしたい!」と思って肥料をあげすぎたら、葉っぱや茎ばかりが成長して実がつかない、またはお腹いっぱいで「肥料焼け」を起こしてしまいます。
「肥料やけの画像」
植え付け時の元肥だけで追肥をしなかったら、元気がなくなり収穫が少なくなってしまいます。
肥料の与えすぎ、不足の対策
肥料は多すぎても少なすぎてダメです。育成段階(苗の時期、花が咲く時期、実がなる時期など)に合わせて、適切な量・タイミングで与えることが重要です。
基本的には肥料のパッケージに記載されている使用方法や量を守れば間違いないです。
多くの野菜は生育期間中に追肥(肥料の追加)が必要です。植物の様子(葉の色が薄い、生長が遅いなど)をよく観察し、必要に応じて追肥してください。
液体肥料、固形肥料、有機肥料、化成肥料など、種類も様々なので、それぞれの特徴を理解して使い分けることもポイントです。
よくある失敗4:害虫への対処が遅れる
よくある失敗4つ目が「害虫への対処が遅れる」です。
虫が少しついているのに気づいていたけど、そのうちいなくなるだろうと思っていたら、あっという間に葉を食べられてしまいます。
葉っぱに変な斑点ができていたけど、様子を見ていたら枯れてしまった。
害虫への対策
害虫は早期発見・早期対応が大切です!
毎日の水やりのついでに、葉の表だけでなく裏側、茎、新芽などをよく観察するしてください。
虫を見つけたらすぐに手で取り除くか、被害が少ないうちなら食品由来の成分でできたスプレー(酢水、牛乳スプレーなど)を試してみるのも良いでしょう。
予防策として、コンパニオンプランツを一緒に植えたり、風通しを良くしたりすることも効果的です。
家庭菜園Q&A
- マンションのベランダでも家庭菜園はできますか?
-
はい、できます!
プランターを使えばマンションのベランダでも家庭菜園は楽しめますが、少しだけ注意点があります。
1:マンションのベランダはマンションの共有部分です。禁止されていないか事前に管理規約を確認しましょう。
2:水やりで階下に水が漏れたり泥水が流れたりしないように注意しましょう。泥水を排水溝に流すと詰まる可能性があります。
3:マンションのベランダは災害時、居住者の避難経路です。避難経路を塞がないように配置しましょう。
- 道具や土は最初から全部揃えないとダメですか?
-
いいえ、最初から完璧に揃える必要は全くありません!
スコップやジョウロなどは100円ショップでも購入できます。プランターもベットボトルや牛乳パックでも代用できます。
- 無農薬で野菜を育てるのは初心者には難しいですか?
-
工夫すれば初心者でも無農薬で野菜を育てることはできます!
虫除けネットをかけたり、木酢液を使う、こまめに見回り駆除することで無農薬でも野菜は立派に育ちます。
- タネから育てるのはどっちが良いですか?
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家庭菜園を始めたばかりの初心者の方には「苗」から始めることをお勧めします!
苗はある程度育った状態でスタートできるので枯らしてしまうリスクが低く、早く収穫することができます。
タネから始めるのは水やり、気温管理など難易度が高いので最初は「苗」からスタートしましょう。
- プランターの土は毎年新しいものに変えないといけませんか?
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変える必要はありません!
野菜を育てた後は土の栄養分が減っていますが肥料で補給すれば問題なしです!
毎シーズン土を入れ替えるのはコストがかかるので古い土を使いまわしましょう。
まとめ
家庭菜園は「難しそう」と感じる方でも、ポイントを押さえれば気軽に始められる楽しい趣味です。
この記事では、野菜作りの魅力から必要な道具、始め方のステップ、管理のコツ、よくある失敗とその対策まで詳しく解説しました。
特に初心者の方は、簡単に育てられる野菜からスタートし、収穫の喜びや自然とのふれあいを楽しむのがおすすめです。
失敗を恐れずにチャレンジすれば、あなたもきっと「家庭菜園って楽しい!」と実感できるはず。
ぜひ今日から、暮らしに彩りを加える第一歩を踏み出してみてください。